【狛江市長選】田中とも子さんでセクハラなくそう~”人権尊重の街つくる”

高橋都彦(くにひこ)前市長がセクハラ事件で辞職したのに伴う東京都狛江市長選(15日告示、22日投開票)で、「ともに狛江市民の会」は7・8日の両日、田中とも子候補(60)=無所属新、日本共産党、社民党、生活者ネット推薦=を市長に押し上げようと市民と超党派市議がリレートークを行いました。

リレートークで「セクハラのない市政をつくろう」と訴える(左から)田中、市原、山本、平井の各氏=8日、小田急線喜多見駅前(「しんぶん赤旗」提供)

市民の会の周東三和子代表は「高橋市長のセクハラ問題が発覚してから、辞職までに3ヶ月かかった。狛江をセクハラ、パワハラのない明るい街にするため、セクハラを追及してきた女性市議有志から田中さんが立候補を決意してくれた。みんなの声を生かす街にしよう」と呼びかけました。

2016年市長選で立候補した平井里美さんは「2年前には前市長のセクハラの事実が分かっていたのに、被害者の声を握りつぶした与党が、何の謝罪もなく候補者を擁立したのはおかしい。市民の声を田中さんに届けて狛江を変えよう」と訴えました。

狛江「派遣村」で路上生活者らの支援活動に取り組む男性は「23区では子ども医療費が無料だが、狛江では1回200円の自己負担がある。田中さんとともに市民の生活を守り、住みやすい街にしよう」と述べました。

退職後、図書館をよく利用しているという男性は「(前市政が中止した)新しい図書館の建設を実現してほしい」と訴えました。

出版社勤務の女性は「図書館の蔵書数を増やして、親子で児童書をゆっくり読めるスペースもつくってほしい。文化に予算を使って市民目線の街を」と言いました。

放射能測定運動に取り組む男性は「前市長は市長選で公開質問に『原発再稼働は慎重であるべきだ』と答えたが、就任後はまったく態度表明をしなかった」と批判し、田中氏への期待を語りました。

社民党の市原広子、生活者ネットの山本暁子、共産党の宮坂良子の各市議も、田中市長の実現でハラスメントのない、市民の人権を守る市政をつくろうと呼びかけました。

田中候補は「前市長のセクハラで、多くの市民が悔しい、恥ずかしい思いをした。市政への信頼を取り戻したい。真相解明でハラスメントのない人権尊重の街をつくる。強権的で市民に冷たい市政から、暮らしに寄り添った市民参加と協働の市政に変えるため、ご一緒に力を合わせよう」と訴えました。

(2018年7月10日付「しんぶん赤旗」より)

 ➡田中とも子 狛江市長予定候補公式サイト

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