革新都政(1967年~1979年)の誕生から50年を記念して、「革新都政をつくる会」は8日、記念誌『考証革 新都政東京に憲法と自治が輝いたとき』(本の泉社)の発行を祝う会を東京都文京区で開きました。
各界の人たちがあいさつ。作家の早乙女勝元氏は東京空襲を記録する会として資料集を作った経験を振り返り、朝倉篤郎・日本共産党元都議は「知事が変われば、都職員も都民のために頑張るようになる。そういう都政をまたつくろう」と語りました。
本間慎・元フェリス女学院大学学長は「保守都政では、築地市場移転問題のように専門家が市民の質問に答えなくなってしまった」と語り、宇都宮健児・元日弁連会長は「市民運動が立ち返るべき原点は革新都政にある。これを引き継いでさらに発展させる必要がある」と述べました。
日本共産党の田辺良彦・都書記長、宮本徹衆院議員もあいさつしました。
つくる会の中山伸事務局長は「都民が主人公の、憲法と自治が輝く革新都政を取り戻すため、この本を多くの人に広げたい」と表明しました。
(2018年7月12日付「しんぶん赤旗」より)