「市民の共同の力で市政を変え、人権と暮らしを守る街をつくろう」
前市長がセクハラ事件で辞職したのに伴う東京都狛江市長選(22日投開票)が告示された15日、「ともに狛江 市民の会」の田中とも子候補(60)=無所属新、日本共産 党、社民党、生活者ネット、新社会党、自由党都連、緑の党推薦=の第一声では、多彩な市民弁士が市政刷新への思いを語りました。池座俊子・狛江生活者ネット代表が司会を務めました。
市民の会の周東三和子代表は「セクハラ・パワハラをなくし、人権と暮らしを守る狛江にするため、田中さんを市長に押し上げたい」と強調しました。
同市猪方に住む男性は「独り暮らしの高齢者が増えている。困った時の相談や見守りに取り組んでくれるシルバー相談室を、孤立死ゼロを掲げる田中さんにつくってほしい」と話しました。
2016年市長選で健闘した平井里美さんは「前市政は市民の小さな声を大切にしてこなかった。その結果がセクハラ事件だ。小さな声に耳を傾ける田中さんを市長にして、みんなで考えつくる街を」と呼びかけました。
社民党の市原広子市議は「超党派でセクハラを追及し、政策にも通じた田中さんで、人権を大切に、憲法を片手にした市政を進めよう」
生活者ネットの山本暁子市議は「待機児解消や介護・福祉の充実、一人親家庭支援など人権への深い理解に立った市政をつくろう」と訴えました。
前市政与党の自民・公明党が擁立した松原俊雄候補(66)の第一声では、両党幹部が勢ぞろい。
前市政を支えた責任には一切触れず、矢野市政時代の副市長を担ぎながら、「またあの共産党市政に任せていいのか」(鴨下一郎・自民党都連会長)、「暗黒の共産党市政に断じて渡してはいけない」(高木陽介・公明党都本部代表)と反共攻撃に終始しました。
(2018年7月17日付「しんぶん赤旗」より)