東京都新宿区で毎年デモ行進している「反原発西武線沿線連合(反西連)」の有志は18日、同区役所の区長室を訪問し、デモ出発地に使用できる区内の公園を制限しないよう区長あての要望書を提出しました。
反西連は、西武新宿線、池袋線の沿線で原発ゼロを求める団体、個人のネットワークです。毎年正月、高田馬場駅周辺の西戸山公園を出発するデモを行っていますが、同区がデモ出発地使用を4カ所から1カ所に制限する対象となっています。
要望に参加した新宿区民の男性(39)は、「私がデモ申請をしています。区長は、デモ制限に反対しているのは新宿区外の人と主張しているようですが、私たちは区民や区内の駅利用者です」と強調。
「いつも沿道の商店らに事前あいさつをしており、関係は良好です」と話しました。
別の女性は、「ここ数年、西戸山公園をデモ出発で使用しているのは私たちだけで、苦情も受けていません。他の公園の制限もおかしいと思いますが、なぜ西戸山公園を制限するのか理解できません」と訴えました。
応対した区長室秘書課の担当者が「要望は伝えます」と答えました。
同区役所みどり公園課では、西戸山公園出発のデモに「苦情は受けていない」ことが確認されました。
(2018年7月19日付「しんぶん赤旗」より)
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