「ジェンダー視点からみた日本政治——国会から見えてくること」と題して、同志社大学フェミニスト・ジェンダー・セクシュアリティ研究会は21日、日本共産党の池内さおり前衆院議員を迎え、京都市の同大学でシンポジウムを開きました。
約70人が参加。「戦争あかん! 京都おんなのレッド・アクション」が共催しました。司会の岡野八代・同志社大教授が「国会議員になったきっかけは」などを質問し、池内氏が答えました。
池内氏は、性別を理由に大学に進学させてもらえなかった母親から「女だからとあきらめる人生にするな」と言われたエピソードを紹介。
大学でジェンダーの観点を知り、性差別が社会的に解決されるべき問題だと認識したと述べ「一度の人生を豊かにするため政治が責任を果たさなければいけない」と力を込めました。
岡野氏は、池内氏が初質問で人権課題としてLGBT(性的少数者)をテーマに掲げたことや性暴力被害の実態告発など国会での活躍を紹介。
性的少数者や子どもなど、本人が言えない苦しい思いを代弁する池内氏の姿に「政治の持つ可能性を感じた」と語りました。
(2018年7月26日付「しんぶん赤旗」より)