東京都中野区が、核兵器廃絶へ世界の都市が連帯する平和首長会議への参加手続きをしていることが1日、明らかになりました。
平和を求める区民の要請に、酒井直人区長は7月、原水爆禁止2018年世界大会に「区民の皆さんとともに平和に向けた歩みを着実に進め、平和への思いを未来につないでいきたい」とのメッセージを送り、「ヒバクシャ国際署名」にも署名をしました。酒井区長は、6月の区長選で「区民の声を聴く中野区政を実現させる会」(区民の声・中野=市民と日本共産党、立憲民主党、生活者ネットワーク、無所属区議らが共同代表)と「憲法擁護・非核都市中野区宣言」の推進を区政の基本とし、「平和で民主的な中野をめざす」との政策協定を結び、推薦を受けました。
酒井区長当選後、中野原水協の菊池恒美代表は、被爆者団体の長広会のメンバーらとともに、区長宛てに平和首長会議への参加などを要請。
議会では、日本共産党の長沢和彦区議が、核兵器廃絶へ、平和首長会議への参加を求め、区長は参加の意向を表明しました。
区長は同要請の後、賛同メッセージを中野原水協と日本原水協に渡し、ヒバクシャ署名を被爆者団体の東友会に送りました。
(2018年8月2日付「しんぶん赤旗」より)