日本共産党の とや英津子都議会議員(練馬区選出)と同区議団は2日、東京都教育委員会に対して熱中症対策の申し入れを行いました。
練馬区にある都立大泉桜高校の体育館では7月19日、安全教室に参加していた700人の生徒のうち25人が熱中症の症状を訴え、うち10人が救急搬送される事態が起きています。
申し入れでは、都立高校の教室と体育館へのエアコン設置を要求するとともに、区内99校ある小中学校体育館へのエアコン設置が2018年度からの10年計画になっていることに対して、前倒しで設置できるよう都が補助を創設することなどを求めました。教育庁指導部の伊東直晃主任指導主事は、エアコン設置について「現在のところ計画はないが、それに向けた調査・研究はすすめていく」と回答。
とや都議は、都内でも暑さの厳しい練馬区で教育環境を整備することの必要を改めて指摘し、「従来通りの対策に加え、より慎重な施策を講じてほしい」と重ねて要求しました。
大泉桜高校の事態に先立つ7月18日、教育庁は夏休みを迎えるにあたり熱中症対策の通知を出していました。
(2018年8月4日付「しんぶん赤旗」より)