築地市場(東京都中央区)の豊洲新市場(江東区、東京ガス工場跡地)への移転問題で、日本共産党都議団は24日、豊洲新市場の現地調査をすみやかに受け入れるよう、小池百合子知事、村松明典中央卸売市場長宛てに申し入れました。27日正午までの回答を求めています。
申し入れ文では、追加対策工事後の建物下の地下空間の状況の公開も、専門家会議が同工事の有効性を確認したとする報告書の説明も、メディアに対してしか行われず、都議会には何ら報告されていないと指摘。都議団が再三、現地での説明と調査、都議会への報告を求めてきたにもかかわらず、市場当局は一貫して拒否してきたことに触れ、「豊洲市場開場予定の10月11日が迫る中、このような対応を続けることはとうてい許されない」と批判しています。
都議として行政をチェックする役割を果たすため、
▽追加対策工事による地下ピットへのコンクリート敷設の状況
▽卸、仲卸の店舗の状況
▽流通動線
▽大型トラックの出入り、荷さばき
▽駐車場、製氷機の設置状況
などについて詳細な現地調査が必要だとしています。
(2018年8月25日付「しんぶん赤旗」より)