来月に迫った東京都品川区長、同区議補選(9月23日告示、30日投票)に向け、日本共産党の品川地区委員会は25日、区内の荏原文化センターで小池晃書記局長を迎えて演説会を開きました。
市民と野党の共闘で区長選に勝利して来年の参院選・統一地方選の躍進につなげ、安倍自公政権に審判を下そうと、会場は立ち見が出る熱気に包まれました。元自民党都議で、市民と野党の共闘でたたかう、さとう裕彦区長候補が来賓あいさつ。
国土交通省提案の羽田低空飛行ルートに対し「安倍政権のトップダウンの政治のつけ」「区民の安全と安心を脅かす提案で、絶対に許してはいけない。撤回を求める」と厳しく批判し、区民目線の政治に変えると訴えました。
立憲民主党の手塚仁雄衆院議員(都連幹事長)、都民ファーストの会の筒井洋介区議が連帯あいさつしました。
日本共産党の吉良よし子参院選東京選挙区候補は「まじめに働く人の命を守る仕組みをつくる」と熱く訴え。鈴木ひろ子区議団長と、おくの晋治区議補選候補が決意表明しました。
小池書記局長は「品川の区政を変え、国政を変える大きなチャンスだ。市民と野党の共闘で羽田低空飛行ルートを止め、憲法が生きる品川区政をつくろう」と強調。
沖縄県知事選が区長選と同日投票であることに触れ、「沖縄と品川で政治を変える審判を下そう」と呼びかけました。
小池書記局長は通常国会後も、安倍晋三首相が広島と長崎の平和記念式典で核兵器禁止条約に一言も触れず、「被爆者の怒りが爆発した」と批判。
大問題となっている障害者雇用の水増し問題では、2014年に安倍政権下で水増しが発覚し、当時の塩崎恭久厚労相が「政権の本気度が問われている」と述べていたことを紹介し、「安倍政権の責任も重大だ」と厳しく批判しました。
閉会中審査での徹底追及とともに、市民と野党の本気の共闘と比例目標「850万、15%」での共産党の躍進で「自公維を少数に追い込む」と訴えました。
「自衛隊明記」の自民党9条改憲案に対し、「海外での無制限の武力行使に道を開くことになる。3000万人署名を広げ、安倍政権もろとも改憲のたくらみを葬ろう」と訴えました。
8日に急逝した翁長雄志沖縄県知事が前知事による辺野古埋め立て承認の撤回を表明した記者会見(7月27日)で「『辺野古に新基地を造らせない』という私の決意は県民とともにあり、これからもみじんもゆらぐことはありません」と発言したことを紹介し、「翁長知事の命がけの訴えと沖縄県民の決意に応え連帯してたたかおう」と述べ、県知事選への支援を訴えると会場は大きな拍手で応えました。
(2018年8月26日付「しんぶん赤旗」より)