憲法改悪阻止各界連絡会議(憲法会議)は28日、「臨時国会での改憲発議を許さないために 早期に3000万人署名を達成しよう!」と呼びかける声明を発表しました。
安倍晋三首相が山口県下関市内での講演(12日)で「自民党としての憲法改正案を次の国会に提出できるよう、取りまとめを加速すべきだ」と述べたことを批判しています。
朝鮮半島での平和への激動という新しい情勢のもとでも、安倍政権は9条改憲と並行して「戦争する国づくり」に躍起になっていると指摘。こうしたなか翁長雄志沖縄県知事の遺志を受け継ぎ、沖縄県知事選に勝利することが直面する重要課題だと訴えています。
先の国会で、自民党などが提出した改憲手続き法(国民投票法)改定案の審議入りと採決を断念させたのは、広範な国民のたたかいと野党共闘であり、1800万人に達した安倍9条改憲反対の「3000万人署名」の力だと強調しています。
9条改憲に反対する市民の共同をさらに広げ、「臨時国会における改憲発議を阻止し、安倍内閣を退陣に追い込み、朝鮮半島と北東アジアの平和・非核化を後押しする30000万人署名の大きなうねりを、この秋再度創り上げよう」と呼びかけています。
全国市民アクションは9月5日(水)午後6時半から、東京都文京区の文京区民センター3A会議室で「さようなら安倍政権 めざそう3000万人の署名9.5集会」を開きます。
安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合の中野晃一さん(上智大学教授)が「安倍9条改憲と臨時国会の課題」と題して講演。
長野、東京、埼玉などの取り組みの報告を行い、九条の会の小森陽一さん(東京大学教授)が「対話と工夫で広がる3000万人署名」をテーマにまとめをします。
会場:文京区本郷4-15-14
アクセス:地下鉄春日駅から徒歩2分、地下鉄後楽園駅から徒歩5分、JR水道橋駅から徒歩15分
「戦争する国づくりストップ! 憲法を守りいかす共同センター」(憲同センター)は、10・11月に行う「安倍政権退陣、9条改憲阻止、3000万人署名達成めざす推進月間」の成功のための学習交流集会を11月4日(日)=沖縄知事選のため9月15日から変更=午前10時半から午後3時40分まで東京都文京区の全国家電会館5階講堂で開きます。
「推進月間」では、安倍9条改憲反対の「3000万人署名」を軸として秋の大運動を展開します。
集会では、「推進月間」に向けて、3000万人署名の全国の運動経験を交流。
一橋大学名誉教授の渡辺治さんが記念講演します。
地下鉄湯島駅から徒歩3分、地下鉄上野広小路駅から徒歩7分
(2018年8月29日付「しんぶん赤旗」より)