米軍横田基地(東京都福生市など5市1町)に米空軍特殊作戦機CV22オスプレイが10月1日に正式配備される問題で、日本共産党都議団(曽根はじめ団長)は28日、小池百合子知事に対しCV22配備撤回を国及び米軍に迫ることなどを求める申し入れをしました。
申し入れには、曽根、大山とも子、和泉なおみ、清水ひで子、とくとめ道信、藤田りょうこ、原田あきらの各都議が参加しました。とくとめ都議は、CV22が4月から8月までに同基地で300回超も離着陸を繰り返し、全国各地で危険な低空飛行の可能性や騒音で住民から不安が寄せられている実態を示し、「正式配備されればさらに危険な訓練が増大し、事故が起きかねない。住民の安全を守る立場から都として配備撤回を求めるべきだ」と述べました。
都と周辺6自治体は6月、国と米軍に対しCV22について「安全性の懸念がぬぐえない」と指摘し、訓練実施の場合は事前の情報提供や離着陸回数を増加させないことなど、11項目の対応を求めていました。
とくとめ都議は「ほとんど回答がないまま配備日時を一方的に発表した日本政府と米軍は不誠実で許せない」とし、直ちに回答させるよう求めました。
申し入れは、全国知事会が先月採択した日米地位協定見直し「提言」について、都が率先し日米両政府に働きかけることも要請。
応対した野田数(かずさ)知事特別秘書は「知事に内容を伝える」と述べました。
(2018年8月30日付「しんぶん赤旗」より)