【築地解体】都の説明に怒り 工事車両総数、住民に答えられず

東京都は20日、築地市場(中央区)の豊洲新市場(江東区)移転後に行う、築地市場施設の解体工事の説明会を中央区で行いました。

都の担当者が、築地市場解体工事で敷地に出入りする車両台数の見通しについて「来年3~4月にピークとなる1日150台」としたのに対し、住民の男性は「築地市場の解体と環状2号線、2020年東京オリンピックの車両基地の整備が同時並行で行われる。出入りするトラックの総数はどうなるのか」と質問。

都側は「車両基地建設時に出入りする車両台数は検討中」と答えるにとどまり、住民から「車両が増えるのであれば、今日の説明が根底から崩れてしまう」などの批判が続出し、紛糾しました。

参加者からは、粉じんによる周辺への影響を懸念する声や、ネズミの駆除対策への質問、「16カ月という工事期間は長い。住民の声を聞く説明会を開くべきだ」とする意見も噴出しました。

(2018年9月22日付「しんぶん赤旗」より)

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