【品川区長選】「品川の安全な空守ろう」小池晃書記局長が さとう裕彦候補候補応援

この記事は約3分で読めます。

日本共産党の小池晃書記局長は27日、東京・JR大井町駅前で、大激戦、大接戦となっている品川区長選(30日投開票)で区民と野党が共同で擁立した、さとう裕彦候補=無所属新、日本共産党、立憲民主党、自由党、都民ファーストの会推薦=の応援演説に立ち、各野党議員らとともに、なんとしても必勝をと訴えました。

聴衆の激励にこたえる さとう区長候補と、応援の(左から)手塚、長妻、(さとう氏の右へ)小池、渡辺、小川の各氏=27日、東京都品川区(「しんぶん赤旗」提供)

小池書記局長は、投票日が同じ沖縄県知事選と共通点があるとして、「国が横暴なやり方で民意を押しつぶそうとしている」と指摘。

さとう候補が羽田空港の新低空飛行ルート計画について「品川区民にいいことは一つもない。国と都に撤回を求める」と明快に反対する一方、相手候補の現区長=自民、公明推薦=は「国策」として容認し、2年前には国土交通省に「理解」を示しながら、区議会では「了承していない」と嘘をついたとして、「今回の選挙で触れていないのはあまりにも無責任だ」と批判しました。

その上で、37年前に区長や区議会が新ルートに反対し、海上ルートに変更させた経験があると指摘。

安倍晋三首相が国会で「地元の理解を得て」、20年までに「8万回の発着枠拡大を実現する」と4回も表明したことを示し、「さとうさんが区長になったら品川の空を飛ばすことは絶対にできない。騒音も落下物もない安全な品川の空をさとうさんに託そう」と訴え。

1000億円のため込み金を活用して、学校給食の無料化やコミュニティーバス導入、区立病院開設、認可保育所の増設、中小企業振興条例制定など区民のための政策を掲げる、さとう候補の公約を紹介し、「新しい区政をつくっていこう」と呼びかけました。

小池書記局長は、相手陣営がさとう候補では「共産党区政になる」と宣伝しているのは「失礼な話だ」と一喝。
自民党都議を6期務めたさとう氏が、安倍政権のやり方は許せないと立ち上がったと強調。
「さとうさんでこそ、オール品川の区政ができる」と述べ、「右も左もいるからまっすぐ行ける」というさとう候補の演説は「名言だ」と力説しました。

さとう候補は「沖縄の海、品川の空、両方ともきれいなブルーをつくりましょう」と支持を訴えました。

立憲民主党の長妻昭代表代行・衆院議員は、市民と野党の努力で“一騎打ち”の構図ができた意義を強調し、「一人ひとりのお友だちに声をかけてほしい」と訴え。
立憲民主党の手塚仁雄衆院議員が司会を務め、小川敏夫参院議員、自由党の渡辺浩一郎都連会長も駆けつけました。

(2018年9月28日付「しんぶん赤旗」より)

タイトルとURLをコピーしました