東京都の小池百合子知事は26日、公立小中高の学校体育館へのクーラー設置を、補正予算を組んで進めることを明らかにしました。
同日の、日本共産党の とくとめ道信都議の代表質問への答弁。
党都議団は、公立小中学校の体育館へのクーラー設置補助の条例案を、開会中の都議会に提出しています。
とくとめ都議は、学校の暑さ対策について、「体育館の冷房化は待ったなしの課題だ」と指摘。「来年の夏に間に合わせるため、補正予算を組むことも含めて、直ちに取り組むことが必要だ」として、知事の姿勢をただしました。
小池知事は「猛暑による熱中症への対策として、体育館に空調設備を整備する必要があると認識しており、今後、都立高等学校の体育館への整備を速やかに進めていく」と答えました。
さらに「公立小中学校の体育館についても、体育館への空調設備の整備が進むよう、補正予算を編成するなど、緊急的な対応を行い、区市町村を支援していく」と答弁。
特別教室についても、引き続き整備を進めていくと述べました。
共産党都議団が12日に行った条例案提出の会見で、米倉春奈都議は「都の補助金によって、区市町村の財政力にかかわらず冷房化を早期にできるようにしたい」と述べていました。
(2018年9月28日付「しんぶん赤旗」より)