豊洲新市場(東京都江東区、東京ガス工場跡地)が開場した11日、日本共産党都議団(曽根はじめ団長、18人)は新宿駅西口で、さまざまな問題が山積の豊洲新市場への強引な移転に抗議し、築地市場(中央区)の解体中止を訴える宣伝を行いました。
大山とも子幹事長は、豊洲新市場は有害物質による土壌と地下水汚染や地盤沈下などの問題が解決されず、食の安心・安全は守られていないと批判。あぜ上三和子都議は「食の安全を守らない移転強行は許せない。築地市場を守ろうとの声を上げよう」と強調しました。
宣伝では、次々にチラシが受け取られ、大勢の人が都議らに声をかけました。
大山都議が「文化遺産として築地を残そう」と話すと、新宿区の女性(53)は「いい提案ですね」と応じました。
白石たみお都議と話した男性は、白石都議の「豊洲市場は毎年100億円以上も赤字が出る」との話に「それはやばいですね」。
チラシを受け取った新宿の女性(70)は「豊洲が本当に安全なのか疑問だ」と話しました。
共産党都議団は同日、「豊洲市場への移転強行・開場に断固抗議する」との談話を発表しました。
(2018年10月12日付「しんぶん赤旗」より)