【中央区 演説会】「増税・改憲の安倍政権倒そう」小池書記局長訴え

日本共産党の小池晃書記局長は16日、東京・中央区内の演説会で演説し、安倍政権の打倒と野党連合政権に道を開く歴史的な統一地方選・参院選の連続勝利を熱く訴えました。

声援に応える小池書記局長(右から3人目)、吉良参院議員(その左)と (右から)志村、おぐり、(2人おいて)加藤、奥村の各区議=16日、東京都中央区(「しんぶん赤旗」提供)

吉良よし子参院東京選挙区予定候補は、厚労省による法令違反の企業名公表の実現などを紹介し、「今後も働く者の命守る政治を全力でつくる」と決意表明。

小池百合子都知事による豊洲移転の強行に対し、「安倍政権の強権政治と同じだ。都は築地業者の皆さんの訴えを真摯に受け止め、築地を守り、解体工事をすぐにやめるべきだ」と批判しました。

連続選挙の最初の関門・統一地方選をたたかう奥村あきこ、加藤ひろし、志村たかよし、おぐり智恵子4区議予定候補が全員当選を誓いました。

小池書記局長は秋の重要なたたかいとして「格差と貧困が広がる中で、消費税増税は許さない」と強調し、15日の安倍首相による来年10月の消費税10%への引き上げ表明を厳しく批判。

「4年前の4月に消費税を8%に引き上げたが、それ以来消費は冷え込んだままだ。増税前に比べ1世帯当たりの消費は年間25万円減った」と指摘し、「さらなる引き上げは、暮らしも景気も壊滅させることになる」と強調しました。

また、小池書記局長は「安倍首相は『軽減税率の導入』を言うが、食料品など据え置くだけで税率が下がるわけではない」と批判。

「政府は中小商店でカードで支払えば増税分を戻すというが、カードがなければ戻らない。ますます格差が広がるだけだ。だいたい戻すくらいなら増税しなければいいではないか」と訴えると、「そうだ」の声が上がりました。

その上で、財務省が医療費負担増や年金額の引き下げなど社会保障の大改悪を狙っていると告発。
「来年10月からの消費税増税反対の一点で力を合わせよう」と呼びかけると会場は大きな拍手で応えました。

秋の臨時国会に憲法9条への「自衛隊明記」を掲げる自民党改憲案を提出するとの安倍首相の表明に対しては、小池書記局長は「秘密保護法、安保法制、共謀罪と、違憲の法案を数の力で強行してきたのが安倍首相だ。改憲ではなく、憲法を守るべきだ」と厳しく批判。

朝鮮半島での平和の激動に触れ、「憲法9条を生かした平和外交の出番だ」と強調し、安倍政権もろとも改憲のたくらみを葬ろうと訴えました。

(2018年10月18日付「しんぶん赤旗」より)

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