安倍政権による改憲発議を必ず阻止しようと19日、総がかり行動実行委員会などは国会議員会館前行動を行いました。
参加した市民や野党の代表は、沖縄県知事選挙での玉城デニーさんの勝利に喜びの声をあげ、来週から始まる臨時国会でも「力をあわせて安倍政権を退陣に追い込もう」と訴えました。主催者あいさつした共同代表の小田川義和さんは「沖縄県知事選の結果は、安倍政権に痛打を与えた」と指摘。
それでも改憲発議や、沖縄への米軍新基地建設を強引に進めようとする安倍政権に対し、「『野党は共闘』の声をさらにあげ、安倍政権を世論と運動でさらに追い込みましょう」と述べました。
立憲民主党の菅直人最高顧問、日本共産党の田村智子副委員長、社民党の福島瑞穂副党首があいさつ。
田村副委員長は、安倍政権が狙う改憲発議について「嘘をつくような内閣に、そもそも憲法を語る資格はありません」と強調し、臨時国会や国政選挙へ向けて市民と野党が「本気の共闘」で安倍政権を退陣に追い込もうと訴えました。
時おり雨が降るなか2900人(主催者発表)が参加。
衆院第2議員会館前から国会図書館前までびっしり集まり、「改憲止めよう」「みんなの力で政治を変えよう」とコール。
初めて国会前行動に足を運んだ横浜市の女性(37)は「税金の使い方など、今の政治は私たちの声が届いているとは思えません。一人ひとりの声が反映される政治を求めます」と話しました。
(2018年10月20日付「しんぶん赤旗」より)