JCPサポーターまつり本部ブースでは、日々の暮らしで直面する人権、貧困、福祉などさまざまなテーマで、市民と日本共産党国会議員・候補者が語り合いました。
多くの人が駆け付け、2人の一言ひとことにうなずきながら耳を傾けていました。
溝井さんは、前財務次官による女性記者へのセクハラなどに対し「女性が日常的に受けてきたことが表に出てきたと思う」と指摘。
東京医科大学などの入試での女性差別など日本社会での女性の生きづらさが話題に上がりました。
吉良議員から「これからの政治に期待することは」と聞かれた溝井さん。
「『私も被害にあった』と声を寄せてくれる人が増えた。こういう女性とつながって、性差別をなくすネットワークをつくりたい。女性の政治参画は遅れ、性暴力被害者への支援も少ない。この問題でも共産党に期待しています」と答えました。
吉良議員は「男性も女性も、多様な人が生きられる社会をともにつくりましょう」と呼びかけると、参加者は拍手で応えました。
茨城県牛久市の東日本入管センターでの自殺事件に抗議するスタンディングをきっかけに、被収容者の面会などを行うようになったsolaさんが「入管施設では医療も十分になされず刑務所よりつらいという。面会した人から『私たちをいないことにしないでほしい』と。ぜひ関心を持って」と訴えました。
安田さんは「ヘイトスピーチの問題では、排外デモに参加する右翼より私たちの隣にいる普通の人から出る差別偏見が怖い。ヘイトスピーチ解消法を実効性あるものにし、外国人と向き合う立法や政策が必要。共産党はじめ、野党に頑張ってほしい」とのべました。
山添議員は「外国人を排斥せず、ともに住み働く個人として人権保障すべきだ。市民と野党で力を合わせたい」と表明しました。
池内氏は水谷氏に、自民党の杉田水脈衆院議員が「LGBTは生産性がない」などと発言し、謝罪もしていないことをどう思うかと質問。
水谷氏は「生産性があるかどうかという尺度で人の価値を測ることは最低だ」と強く批判。
水谷氏が「杉田水脈発言に怒った人はいますか」と問うと、集まった人全員が手をあげました。水谷氏は憲法13条(個人の尊重)に触れ、「その人がその人らしく、周りの人と違う生き方をしていいのです」と力を込めました。
池内氏は「あなたの隣にいる人もあなたと同じように大切にされる社会にするために、政治は皆さんの言葉をつなぎ、皆さんが主体であるべきです。日本共産党だけではカラフルな政治はできないから、一緒に声をあげることが、力になります」と訴えました。
(2018年10月29日付「しんぶん赤旗」より。写真提供「しんぶん赤旗」)