日本共産党の吉良よし子参院議員は29日夜のBS―TBS番組「報道1930」に出演し、安倍政権が狙う憲法改定などについて与野党の若手議員らと議論。
「憲法を尊重擁護すべき首相が改憲に前向きな答弁をするのは異常だ」として、暴走を批判しました。
「改憲の行方」については、自民党の石崎徹衆院議員は「(改憲勢力が衆参で3分の2を占めている)チャンスを生かすのは重要だ」「スケジュール感を考えないといけない」などと首相を擁護しました。
吉良議員は、首相が憲法審査会の議論を呼びかけたことをただし、「多くの国民は改憲を求めていないのに改憲案を発議する憲法審査会を開くべきではない。安倍政権による改憲は許さない立場で、野党で連携してたたかう」と表明。
立憲民主党の本多平直衆院議員は「憲法で縛られる側の総理が(改憲を)主導するのはありえない」と批判しました。
自民党若手議員らの「国会改革」提言に関しても話題になりました。
吉良議員は審議時間を短くしようとばかりする与党の姿勢を批判し、「今の国会に必要なのは行政監視機能だ」と声を強めました。
「国会改革と言うなら国民主権や議会制民主主義の前提となる公的文書が改ざん・隠ぺいされた異常事態をただすべきだ」と語りました。
(2018年10月31日付「しんぶん赤旗」より)