新宿区長選(11日投開票)は4日告示されます。
区民と野党が共同して推す、のざわ哲夫候補(52)=無所属新、日本共産党、立憲民主党、自由党、社民党、緑の党、新社会党支持=は1日、高田馬場駅前で街頭演説し、「区民が第一の区政、自由と多様性と文化を大切にする街をつくる」と力を込めました。のざわ氏は、吉住健一区政が85歳以上高齢者の個人情報を警察に提供したこと、区立公園のデモ使用規制を改悪したこと、相次ぐ文化財紛失事故の真相究明を怠っていることを告発し、区政の転換を表明しました。
のざわ氏は「新宿区の積立金は469億円。豊かな財政力を使えば、区民の暮らしを応援することは十分可能だ」と力説。
子育て支援・子どもの貧困対策や、介護難民ゼロ、コミュニティーバスの運行、商店街・中小企業支援など8つの政策を示し、「誰一人として取り残さない区政を進めたい」と訴えました。
日本共産党の吉良よし子、自由党の森ゆうこ両参院議員、新社会党都本部の福田実委長も応援に駆け付けました。
吉良議員は「沖縄県知事選では、玉城デニ 知事を誕生させて民意を示した。新宿区でも憲法を踏みにじる区政を変えよう」と呼びかけました。
演説を聞いた男性(65)は「今の区長に比べて、のざわさんは区民に顔を向けて小さな願いも実現しようとしていることがよく分かった」と話していました。
(2018年11月3日付「しんぶん赤旗」より)