*東京ブースを歩く*
日本共産党を応援する各地のサポーターが集まる、初めての「JCPサポーターまつり」が、10月28日に港区の都立青山公園で開かれました。東京からも各地の勝手連やサポーターによるブースが並び、トークや共産党応援グッズの販売、踊りなど多彩な企画を持ち寄りました。市民と野党の共闘、共産党の躍進で政治を変えようという思いが会場にあふれました。(荒金哲)
キラサポ 星に願いを託し
東京のサポーターによるブースの1つ、キラキラサポーターズは、吉良よし子参院議員の勝手連メンバーが開設しました。
6年前の初当選の際に作成し、「3日で売り切れた伝説の写真集」という「キラリダイアリー」を、この日のために限定復刻。手ぬぐいや缶バッジなどのオリジナルグッズ販売のほか、吉良さんに託したい願いを星型のカードに書いて張り出す「星に願いをメッセージ」などのコーナーを設けました。
写真集を買い、吉良さんと一緒に写真を撮った女性は「大学が同じ早稲田です。自分の気持ちをきちんと政治にぶつける姿勢がかっこよくて憧れます」と話していました。
午後2時すぎから、ブース前で吉良さんと来場者が語り合うキラキラトークを開催。星型カードに書かれた願いを読み、参加者からの質問に答えた吉良さんは「初当選してから、公約を実現することと、どんな小さな声でも、私を国会に送ってくれた人たちの声を国会に届けることを、いつも考えてきました。まだまだ届けたい声がたくさんある。来年の選挙で、再び国会に送ってください」と語りました。
地域サポ 憲法クッキーも
「あなたの推し条項(おすすめの条項)は?」―各地のサポーターが集まる「東京・地域サポーター」ブースの練馬コーナーでは、数字型のクッキーで憲法の各条項を表す憲法クッキー、憲法をわかりやすく知ってほしいと出版された「憲法ドリル」(高文研)などを販売しました(写真)。
米軍基地の実態を知ってもらおうと、横田基地のパネル展示や、会場の青山公園のすぐ近くにある麻布米軍ヘリ基地の見学ツアーも。
品川からの企画は「ジャイアンを探せ」。「共産党のジャイアン」のあだ名がある、香西かつ介品川地区委員長と握手したり、写真を撮ると、おみやげがもらえるものです。
学生が集まる東京学生ブースでは、山添拓参院議員、吉良参院議員、米倉春奈都議らによる、学生とのトークが開かれました(写真)。民青のコーナーでは、笠井亮衆院議員が「マルクスと友達になろう」をテーマに語り合いました。
沖縄と連帯 踊りの輪自然に
踊りや音楽、対談など、多彩な企画を参加者が楽しみました。
「走れ小池!」として、小池晃書記局長は、出演したNHK「日曜討論」の終了後に、ジョギングで会場入りしました。
参院議員会館から青山公園までの3・23㌔㍍を走り切り、メーンステージに上がってゴールテープを切ると「この勢いで野党と市民の共闘を加速させましょう。日本共産党の躍進で安倍政権を倒しましょう」と呼びかけ、大きな拍手がわき起こりました(写真)。
小池氏は続いて、落語家の立川談四楼さんと、公開生放送「とことん共産党」に臨みました。
サポーターから寄せられた質問に志位和夫委員長が答える「What’s JCP」のほか、志位氏は、参加者の要望に応えてショパンのピアノ曲の演奏を披露しました。
池内さおり前衆院議員(東京12区予定候補)の事務所「tokyo12HAUS」は、サポーターとともに事務所を改装した様子をブースで展示し、デザインの工夫などをトークで説明。池内さんが「みんなの居場所をみんなでつくっていくプロジェクト。たくさんの人に来てもらい、政治を日常のなかで考えたい」と訴えました。
不破哲三前議長と、妻の七加子さんが通りかかり、池内さんが「共産党のレジェンド不破さんです」と紹介。不破さんが「今日はマイクを持たないつもりでしたが、池内さん、そして共産党をよろしくお願いします」と話す場面もありました(写真)。
午後3時からは、来年の統一地方選挙の予定候補者である板橋区の石川すみえさん、八王子市の望月翔平さんの司会で、「トウキョーサポーターつながりたいむ」を開催し、「つながりを広げ、政治を変えよう」と語り合いました。
続いて、沖縄出身のミュージシャン豊岡マッシーさんが東京ブースの前でミニライブを開きました。豊岡さんは、翁長雄志前沖縄県知事への追悼の曲を披露。続けて、「デニーさんが知事になって本当に良かった」として、玉城デニーさんの応援に使われた曲「デニーズポップ」を参加者とともに踊りながら演奏しました。豊岡さんがカチャーシー(沖縄民謡)を演奏すると、東京の参加者らの踊りの輪が広がりました。