東京都新宿区長選(11日投開票)が4日告示され、区民と野党が共同した、のざわ哲夫氏(52)=無所属新、日本共産党、立憲民主党、自由党、社民党、新社会党、緑の党支持=が立候補しました。
自民党、公明党が推薦する現職の吉住健一氏(46)との一騎打ちです。正午から新宿駅前で行われた市民と野党の共同街宣では、のざわ氏の勝利を実現しようと野党6党と市民の代表がマイクを握りました。
のざわ氏は、「政治は弱い人びとの声なき声を政策として実現することが大切だ」と述べ、「生活を第一にする区政を実現したい」と表明しました。
新社会党の富山栄子副委員長、緑の党の橋本久雄共同代表、社民党東京都連の河野達男副代表、日本共産党の小池晃書記局長・参院議員、自由党の山本太郎共同代表・参院議員、立憲民主党の海江田万里衆院議員、早稲田大学の小原隆治教授が訴えました。
小池書記局長は、区長選は「自由と多様性が尊重され、憲法が生きる平和な新宿をつくるとともに、安倍政権にノーの審判を下す選挙でもある」と強調。
安倍首相がねらう消費税増税と憲法改悪を批判し、「こんな政治を変えたいという思いを、のざわさんに託してほしい」と呼びかけました。
現区長が、デモの出発地点として利用されている区立公園の使用を禁止したことを、言論の自由を封じるものと批判。
「現区長はヘイトスピーチ対策だという。ならば公園使用を規制するのではなく、条例で規制すればよい」と話すとともに、「469億円のため込みを区民のために使わせよう」と訴え。
「沖縄で玉城デニーさんが勝ったように、新宿でのざわさんを勝たせよう」と力を込めました。
のざわ氏の第一声では共産党の吉良よし子参院議員らが訴えました。
(2018年11月5日付「しんぶん赤旗」より)