体育館空調、認可園・特養ホーム増設など公約
東京都新宿区長選(11日投開票)が告示された4日、区民と野党が共同した、のざわ哲夫候補(52)=無所属新、日本共産党、立憲民主党、自由党、社民党、新社会党、緑の党支持=は各党の代表とともに街頭演説し、「469億円の積立金など豊かな財政力を生かし、区民の生活第一の区政をつくる」と訴えました。
のざわ氏は「小中学校の体育館の空調設置を来年夏までに取り組む」と強調。認可保育園や学童クラブ、特別養護老人ホームの増設を緊急に行うと公約しました。
母親を十分みとることができなかった体験に触れ、「高齢者を独りにしてはならない」と表明。
学校給食の無償化、重過ぎる介護保険・国民健康保険の負担軽減を進めると力を込めました。
演説を聞いた女性(56)は「貧富の格差が激しくなっているのに、今の区政は国保料値上げなどひどい姿勢だ。のざわさんに暮らしを守る区政に変えてほしい」と語りました。
一方、自民党、公明党が推薦する現職の吉住健一候補(46)は第一声で、区民から批判があがっている高齢者の個人情報の警察に対する提供や、区立公園のデモ使用規制について「必要なこと」と居直りました。
自公両党の国会議員や都議らが区政史上初の野党連合の選挙。非常に恐ろしい選挙」(自民党の山田美樹衆院議員)と危機感をあらわにしました。
(2018年11月6日付「しんぶん赤旗」より)