「9.1関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典」実行委員会は10日、東京都千代田区で同式典への都知事追悼文再開を求める宣伝を行いました。
同式典は、1923年の関東大震災で混乱に乗じてデマが流され、軍隊、警察、武装した市民によって虐殺された多数の朝鮮人、中国人、日本人を追悼するもので、小池百合子知事はこれまで歴代知事が送付していた「追悼の辞」を2017年で取りやめています。
日朝協会都連をはじめ追悼式典実行委員会のメンバーらが抗議のチラシを配布し、署名を集め、スピーチしました。
宮川泰彦同実行委員長は、「虐殺の過ちを絶対に繰り返してはならない」との思いから、式典には多くの人や自公含め都議会主要会派が賛同し、歴代知事が追悼の辞を送ってきたと説明。
今年は小池知事に対し送付再開を求める1万人近い署名が集まったと述べ、差別のない平和な東京をつくるために声をあげようと訴えました。
日本共産党の原田あきら都議も参加しました。
(2018年12月13日付「しんぶん赤旗」より)