日本共産党の吉良よし子議員は6日の参院文教科学委員会で、医学部入試で女性差別を行った大学名を直ちに公表するよう要求しました。
文部科学省が医科大学や各大学の医学部に対して行った調査の中間まとめ(10月)では、東京医大以外にも同様の差別があったことが明らかにされましたが、大学名の公表は見送られています。吉良議員は、東京医科大の行為は重大な女性差別、人権侵害であり看過できないとして、「どれだけの女性受験生とその周囲が泣き、生き方を変えさせられたのか。来年春の大学入試が本格化する前に、差別的取り扱いを行ってきた大学を明らかにすべきだ」と迫りました。
柴山昌彦文科相は、「調査中であり、公表する段階にない」「大学において自主的に公表を」との答弁に終始。
吉良議員は、女性差別を許さないという立場を明確にするためにも、直ちに公表するよう重ねて厳しく求めました。
(2018年12月14日付「しんぶん赤旗」より)