来年の統一地方選、参院選で、市民と野党の共闘の勝利と日本共産党の躍進で安倍政権を打倒しようと15日、党東京町田地区委員会は小池晃書記局長を迎えた街頭演説を町田駅前で行いました。
小池書記局長は、参院選比例で7人全員の当選と、東京選挙区(改選数6)での吉良よし子参院議員の再選、市民と野党の共闘の勝利で、新しい政治をつくろうと訴え。多くの市民が足を止めるとともに、大きな拍手が起こりました。
マイクを握った まちだ市民連合の藤井石根共同代表は、沖縄県名護市辺野古で、米軍新基地建設にともなう土砂投入の強行について、「県民の意思を無視した蛮行だ。非民主的な政治を終わらせるために、参院選で野党が協力し、野党の議席を増やすことが必要だ」と語りました。
田中美穂町田市議、池川友一都議が訴えました。
小池書記局長は、辺野古への土砂投入を批判し、「県民の怒りは燃えさかっている。政府は民意を埋め立てることはできないことを知るべきだ」と強調しました。
日ロ領土交渉にかかわって、河野太郎外相が「次の質問どうぞ」と言って記者の質問を4回続けて無視したことに触れ、「方針転換を説明できないからだ。質問に答えられないなら、『次の大臣にどうぞ』と言って辞めるべきだ」と批判。
韓国の元徴用工問題について、訪韓していた志位和夫委員長と文在寅大統領との会談で、個人の請求権は消滅していないことで日韓が一致し、文大統領が「この立場に立てば、円満な解決がはかられる」と語ったことを紹介し、「わが党は野党だが、問題解決の橋渡し役としてアジア諸国とまともな関係をつくるために力を尽くす」と表明しました。
安倍政権の命運は「野党の本気の共闘にかかっている」と語った小池氏は、「本気の共闘の実現・勝利、共産党の躍進で、99%の国民の暮らしを応援する新しい政治をつくろう」と呼びかけました。
演説を聞いた町田市の女性(65)は、「安倍首相には、今日にでも辞めてもらいたい。次の参院選で共闘を広げてほしい」と語りました。
(2018年12月16日付「しんぶん赤旗」より)