日本共産党の斉藤まりこ都議は12日、都議会の一般質問で、不登校問題と学力テストについて小池百合子知事の認識をただしました。
斉藤議員は公立小・中学校で急増している不登校の理由には、あいさつの仕方や手のあげ方など生徒の行動を細かく統一する「学校スタンダード」指導や多すぎる宿題などで子 どもたちにゆとりがなく疲弊している点があると指摘。「不登校問題の解決には、子どもを追い詰める学校の現状にこそ目を向けるべきだ」と迫りました。
また足立区では、学力テストに向け学校間競争があおられ、先生が点数を上げようと過去問題の練習が行われていると指摘。
弊害の多い全員対象の学力テストを中止するよう求めました。
小池知事は、魅力ある学校づくりなどの不登校対策について、引き続き取り組んでいく」と答弁しました。
中井敬三教育長は、学力テストについて、行き過ぎた事前対策が明らかになった場合、市区町村の教育委員会に対し指導していくと答えました。
(2018年12月18日付「しんぶん赤旗」より)