日本共産党は4日、東京・新宿駅西口で新春街頭宣伝を行い、田村智子副委員長と吉良よし子参院議員(東京選挙区予定候補=改選6)らが、市民と野党の共闘と日本共産党の躍進で戦後最悪の安倍政権を倒し、希望あふれる一年にしようと訴えました。
買い物客らが足を止めて演説を聞き、スマホで写真を撮るなど注目を集めました。大山とも子都議は「国民無視の安倍自公政権にきっぱり退場してもらう」と表明。田中のりひで新宿区議は統一地方選での前進を誓いました。
吉良議員は、安倍政権による昨年末の沖縄県名護市辺野古での米軍新基地建設のための土砂投入開始は日本と世界で怒りを招いていると批判。
「民意を踏みにじり、国民に絶望を与えようとする安倍政権は今年で終わりにしよう。政治を変えてきた日本共産党を躍進させてほしい」と訴えると聴衆は大きな拍手で応えました。
田村議員は、安倍9条改憲、消費税10%増税、外国人労働者の受け入れ拡大のための改定出入国管理法などを挙げて、安倍政権の暴走の破綻ぶりを批判。
「平成」の期間に「日本が戦争で他国と命を奪い合わなかったことに、憲法の力を感じずにはいられない」と強調し、憲法9条2項が海外での無制限の武力行使に対する歯止めだとして「元号が変わろうとも守り抜く決意だ」と訴えました。
参院選では「何としても、全国32の1人区で一本化を実現し、勝利して与野党逆転を生み出す。国民の力で政治を変えることができると実感できる2019年を実現しよう」と力を込めると、「そうだ」の声と拍手が起こりました。
演説を聞いた葛飾区在住の女性(45)は「改定入管法で日本人も外国人も労働条件がひどくなるのは明らか。働く人のためにがんばる共産党を勝たせたい」と述べました。
買い物帰りの神奈川在住の男性(30)は「弱者の視点で与党を監視し、権力乱用を防ごうとする共産党と野党に期待している」と語りました。
(2019年1月5日付「しんぶん赤旗」より)