3カ月後に迫った統一地方選と、7月の参院選で日本共産党の躍進を勝ち取ろうと、党東京・品川地区委員会は8日、小池晃書記局長を迎えて新春演説会を開催しました。
小池書記局長が、品川区議選での8議席の絶対確保と、参院選の比例で7人全員の勝利、東京選挙区で吉良よし子参院議員の再選を必ず勝ち取り、「“さよなら安倍政治”の年にしよう」と訴えると、大きな拍手に包まれました。区議予定候補8人が決意を表明。
鈴木ひろ子区議団長が「巨大開発に熱中し、福祉をゆがめる区政を支える自民党・公明党の多数支配を終わらせることが新しい政治を開く。何としても勝ち抜く決意だ」と語りました。
吉良議員は、ブラック企業の実態を取り上げ、法律違反を繰り返す企業名の公表を実現させ、468社が公表されたと紹介。
「一人ひとりの命と人生がキラキラと輝く政治をめざして全力をつくす」と表明しました。
小池書記局長は政府が10月に狙う消費税10%増税で、菅義偉官房長官がラジオ番組で増税見送りの判断時期について「来年度予算案の成立直後」と発言したことを指摘。
「予算の成立直後にちゃぶ台をひっくり返すような予算をどう審議しろというのか。それを言うなら最初から断念すべきだ」と強調しました。
小池書記局長は昨年、9条改憲発議を阻止し、沖縄県知事選で勝利したことに触れ、「今年、安倍改憲と米軍新基地建設を完全にあきらめさせる年にしよう」と訴えました。
原発輸出も完全に破綻していると述べ、日立製作所の中西宏明会長(経団連会長)が、“国民が反対しているものを事業者が無理やりつくるのは、民主国家ではない”と発言したことを紹介し、「原発ゼロの世論と運動が『原子力ムラ』を追い詰めている。原発も諦めさせる年にするため、力を合わせよう」と呼びかけました。
「品川区政も変える1年にしよう」と語った小池書記局長は、昨年9月の区長選で市民と野党が共闘して統一候補を立ててたたかう新しい構図をつくったことを指摘。
同時にたたかわれた区議補選で日本共産党の候補者が過去最高の結果で勝利したと述べました。
小池書記局長は「このたたかいの結果が区政に変化を起こしている」と話し、羽田空港の新飛行ルート問題で区内13カ所の説明会の開催や、特別養護老人ホームや認可保育園などの建設を答弁させたことなどを紹介。
「区民の要求実現の流れを強く大きくするため、共産党予定候補8人全員の勝利を」と訴えました。
(2019年1月9日付「しんぶん赤旗」より)