昨年末、「これカッコイイね」と言いながら、3歳の息子が本棚から引っ張り出してきたのは、6年前の冬に大ヒットした映画「レ・ミゼラブル」のパンフレットでした。
驚きながら「レ・ミゼ ラブルっていうお話のご本だよ」と説明すると、「読んで」と言う。わかるかな、と案じながらも、あらすじを話してあげるうち、「たたかうものの、うたがきこえるか」と、映画の挿入歌「民衆の歌」が口をついて出てきました。
映画のヒットから6年。日本では安倍政権による悪政とたたかう民衆の声が広がり続ける6年でした。
私も国会で、繰り返される強行採決を前に、何度こぶしを握り締めたかわかりません。
でもそのたびに、強権政治に怒り、立ち上がる市民の姿がありました。
沖縄・辺野古の海への土砂投入に対する怒りの声も日本中に広がって、タレントのローラさんなども呼び掛けたネット署名は20万人分を超えて集まっています。
この声をきく気がない政権に、これ以上、日本の政治を任せておくわけにはいきません。
いよいよ今年は6年ぶりの勝負の年。今年こそ、たたかう市民の声が届く政治を。
(2019年1月9日付「しんぶん赤旗」より)