在日米軍横田基地(東京都福生市など)で8日に続き9日も米軍兵士のメインパラシュートが開かずに降下した事故で、日本共産党東京都議団は9日、小池百合子東京都知事宛てに「C130輸送機によるパラシュート訓練事故に関する申し入れ」を行いました。
申し入れでは、同様の事故が2日連続して起きたことを指摘し、米軍が米国内では認められていない人口密集地でのパラシュート訓練を繰り返すことを批判。都として国および米軍に対し、
(1)事故の状況・原因について調査・究明し、地元自治体へ説明するとともに、詳細を公表すること
(2)横田基地における米軍のパラシュート訓練をただちに中止し、今後行わないこと
を要請しています。
都市整備局の高原俊幸基地対策部長は「前日の事故に関して、都として周辺5市1町とともに、米軍に対し原因究明と(それまでの)訓練中止を求めていた最中に同様の事故が繰り返されたことは極めて遺憾」だとして「申し入れは知事に伝えます」と述べました。
都議団からは「子どもが巻き込まれるなどしてからでは遅い」「都の姿勢が厳しく問われる事態だ」などの指摘が相次ぎました。
(2019年1月10日付「しんぶん赤旗」より)