全労連や新日本婦人の会、全日本民医連などでつくる憲法共同センターは9日、東京・新宿駅前で、安倍政権による9条改憲を許さないと訴える、新年最初の宣伝を行いました。
各団体の代表や国会議員がスピーチし、「市民と野党が共闘して、改憲を阻止しよう」と語り、「3000万人署名」への協力を呼びかけました。寒風が吹きつける新宿駅前。
参加者が署名を呼びかけると、さまざまな人が立ち止まり応じました。
「憲法は私たちのもの。平和が一番だ」と話す東京都新宿区の男性(88)もその一人。
戦中、訓練学校で飛行機に乗っていたと言い、「あの時代は、不合理な社会だった。安倍さんがやろうとしている改憲は、私たちのためではない。自分のためだ」と語りました。
マイクを握った全労連の小田川義和議長は、憲法を守るべき首相が先頭になって改憲発言を繰り返していると指摘。
「憲法を守る政治ができていません。改憲は許さないと、私たちが行動や選挙で示しましょう」と訴えました。
日本共産党の宮本徹衆院議員がスピーチしました。
この宣伝は、憲法を守り生かす政治を実現しようと、同センターが毎月9日を中心に全国各地で取り組んでいる「9の日行動」です。
(2019年1月10日付「しんぶん赤旗」より)