【新春随想】踏み出す一歩 ともに~山添拓参院議員

昨年は韓国の映画をいくつか観ました。

山添拓参院議員

「タクシー運転手」「1987ある闘いの真実」。

軍事政権下の民主化抗争には 初めて知る壮絶な歴史が多くあり、驚きと感動を覚えます。

年末、その韓国へ。日本の植民地支配に反対した独立運動家を弾圧し、拷問、処刑した西大門(ソデムン)刑務所は、独裁政権の下では民主化闘争の運動家を収監する場となったといいます。

多くの家族連れが訪れ歴史と向き合おうとする姿に、私たちの国の姿勢が問われる思いに。

1987年の民主化抗争の画期となった大学生の拷問死。
舞台となった南営洞(ナミョンドン)対共分室が、いまは警察庁人権センターとして開放されています。

映画の影響で日本人の訪問者も増えているそうで、丁寧に案内くださいました。

キャンドル革命で2017年に文在寅大統領を誕生させ、南北会談を重ね核のない平和な朝鮮半島へと歩み出した韓国。

しかしそれは、一朝一夕に実現したものではなく、文字通り命がけのたたかいがあり紆余曲折があり現在に至っています。

一人ひとりが一歩を踏み出し連帯する。
民主主義を外れた異常な政治を終わらせる激動は、日本でも決して不可能ではありません。
いよいよ変革をきり拓(ひら)く年に!

(2019年1月12日付「しんぶん赤旗」より)

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