【東京外環道訴訟】住民 “危険工事・水汚染に不安”/​報告集会で山添拓参院議員あいさつ

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東京地裁東京外環道の大深度地下トンネル建設計画(練馬区~世田谷区間、約16キロ)への国と都の認可は違法だとして、沿線住民が無効確認を求めた訴訟で15日、第4回口頭弁論が東京地裁で開かれました。

原告4人が陳述。

世田谷区在住の2人の男性はそれぞれ、「家の真下で大深度から地上部へ分岐する『世界最大級の難工事』という工事をするのは、住民の生命を危険にさらす人体実験だ」「ゲンジボタルが自生する池の環境保全に取り組んでた。トンネル工事が進めば、酸欠気泡で保全の成果が全滅しかねない」と訴えました。

日本共産党の山田耕平杉並区議は「国と事業者は沿線自治体・議会の質問や要望を棚上げにする不誠実な対応を続けてきた。地方自治と分権をないがしろにするものだ」、無所属の野村羊子三鷹市議も「市内の水源井戸の半数が外環道沿線だ。シールド工事の薬剤注入で地下水が汚染されないか、水質検査を求めても国の確約がない」と告発しました。

弁論後に千代田区で開かれた原告団の報告集会では、参加者が「国と事業者が住民や専門家の疑問に答えず、今月から住宅地の真下でトンネルの本格掘進を強行しようとするのは許せない」と批判。

共産党の山添拓参院議員、立憲民主党の初鹿明博衆院議員があいさつしました。

第5回弁論は4月25日の予定です。

(2019年1月17日付「しんぶん赤旗」より)

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