防衛省が米軍横田基地(東京都福生市など)周辺自治体に対し、毎日提供していた特殊作戦機CV22オスプレイの離着陸の目視情報について、2月から月ごとにまとめて提供するように変更した問題で、日本共産党の山添拓参院議員、曽根はじめ都議、周辺の市議・候補は1月29日、防衛省に抗議し、日報を継続し提供内容も拡充するよう求めました。
山添議員は、変更に関係自治体から厳しい声があがっていると指摘。「これまで行っていなかった夜間についても調査すべきであり後退は許されない」と強調しました。
曽根都議は、都が昨年12月から3回にわたり、日報での情報提供を続けるよう求めてきた経過を説明。
同省を厳しく批判しました。
防衛省の担当者はCV22が昨年10月に横田基地に配備されて以降、「大まかな傾向が分かった」として月ごとの報告に固執。
前月分の情報を、翌月第一週をめどに報告する考えを示しましたが、従来通り離着陸の日時も報告するかどうかについては言葉を濁しました。
参加者は「飛行の実態を隠そうとするものだ」「市の担当者も市民の問い合わせに対応できるよう24時間監視し、即座に情報を提供するよう求めている」「ホバリングなどについても把握し報告すべ き」などと指摘。
日報に戻すよう重ねて求め ました。
(2019年2月2日付「しんぶん赤旗」より)