CV22オスプレイが起こしていた重大事故についての記事が「しんぶん赤旗」に掲載されました。
以下、ご紹介します。
このうち1件は日本国内の事故だった可能性があります。
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米空軍安全センターが昨年度の空軍運用の航空機の事故の件数をまとめたもの。米空軍の「政策指令」では、機体に200万ドル(約2億1,800万円)以上の損傷または、死者などが発生した事故がクラスAとなります。
米空軍の発表は、いつどこで発生した事故なのかは明らかにしていません。
横田基地(東京都)に昨年配備された5機のCV22のうち1機が昨年6月4日に奄美空港(鹿児島県奄美市)に緊急着陸。
事故機は、1カ月にわたって同空港にとどまって、価格220万ドル(約2億4,000万円)のロールスロイス社製エンジンを交換しました。
クラスAに該当する可能性があります。
CV22の運用開始(2000年度)以降の10万飛行時間あたりのクラスA事故は5.84件となり、前年度より1.79ポイント上昇。
2018年度単年度でみても空軍全体の平均1.45件の約12倍の17.36件に上っています。
オスプレイは、エンジンを回転させてローターの向きを変えることで、ヘリと同様の垂直離着陸と高速での飛行を可能にしています。
エンジンの回転やナセル(覆い)を軽量・小型化する無理な設計で、開発当初からエンジンオイルや作動油が漏れてエンジンが異常燃焼するなどの故障が頻発し、墜落事故も起きています。
日本国内では普天間基地(沖縄県)配備の米海兵隊MV22オスプレイがエンジントラブルによる民間空港への緊急着陸を繰り返しています。
(2019年2月4日付「しんぶん赤旗」より)