日本共産党の中央区議団(4人)は19日、小池百合子知事が「築地は守る」の公約を破って築地市場跡地に国際会議場・展示場や高級ホテルなどの交流拠点を整備する方針案を示したことに対し、公約に立ち返り市場機能を確保し、施設も保存するよう申し入れました。
尾崎あや子都議が同席しました。申し入れた、おぐり智恵子、志村たかよし、加藤ひろし、奥村あきこの4氏は、「築地市場移転の経緯を見ても、市場跡地活用の検討を市場関係者、場外市場関係者の参加を抜きに進めることは許されない」と強調。
知事の方針案で食文化や市場機能に触れていないことは「重大な公約違反だ」と批判しました。
党区議団が場外市場や周辺地域で行った聞き取り調査で「跡地に再び市場をつくってほしい」「カジノはいらない」などの訴えが寄せられたことを紹介。
①「築地は守る」の公約に立ち返り、市場機能の確保を再検討する
②市場機能に優れ建築学的価値も高い水産仲卸売場棟を保存再生する
③カジノを含む「統合型リゾート(IR)」をつくらない
④場外市場関係者や地元住民区議会の意見を十分に聞いて反映させる
ことを求めました。
宮地美陽子知事特別秘書は「要請の趣旨は知事に伝える」と答えました。
(2019年2月21日付「しんぶん赤旗」より)