「政治動かす宝の議席」 各分野から期待 

吉良議員が事務所開き
 「吉良さんの議席は、現実政治を動かす宝の議席」―日本共産党の吉良よし子参院議員(東京選挙区選出)の事務所開きが2月20日、千代田区内で開かれ、各分野の参加者から期待の声が相次ぎました。今年夏の参院選で2期目の当選を目指す吉良さんは、「人々を絶望に突き落とすブラックな政治を許さず、だれもがきらりと輝ける社会を目指し、全力をあげる」と決意を語りました。
(荒金哲)
 事務所開きには、大学教授、弁護士、過労死遺族、俳優、教育関係者、若者、住民運動のメンバーなど、各分野から約250人が集い、多彩な応援が相次ぎました(2氏を別項紹介)。
 東京過労死を考える家族の会の中原のり子さんは、「今の政治は男性中心で、女性議員の割合も問題になっています。まずは、目の前にいる吉良さんを後押しして、よい仕事をしてもらいましょう」と話しました。
 東京教育総合センターの児玉洋介さんは、教育機会確保法をめぐる国会質疑(2016年)を振り返り、吉良さんが、「不登校を生み続ける学校教育のあり方など、いまの子どもと教育の根本問題を、的確に鋭く追及してくれたことに、大きな感銘を受けた」と振り返りました。
 前進座の俳優、益城宏さん、住民運動団体の公共事業改革市民会議の橋本良仁さん、民主青年同盟都委員会の吉川ほのかさん、日本共産党サポーターのメンバーらが、それぞれの立場から応援のあいさつをしました。

怒りこもった論戦が力に
 会では、吉良さんの参院本会議での質問の様子を上映。力強い追及に大きな拍手がわいたなか、あいさつに立った吉良さんは「悔しい強行採決などを国会で何度も見てきたが、そのたびにあきらめずに立ち上がる皆さんと出会ってきた」と強調。ブラック校則をめぐる論戦に保護者から寄せられた感想を紹介し、「私の論戦、私の言葉が、今、現場で苦しんでいる人の役に立ったと知り、本当に嬉しかった。国民の苦難軽減の党、日本共産党の議席をもっとふやしてほしい」と訴えました。
 主催者あいさつをした若林義春日本共産党都委員長は、築地移転問題など、東京の焦点となるテーマでの吉良さんの論戦が関係者の運動を励ましてきたことを紹介。「6人区といえども、勝ち上がるのは容易ではない」として「統一地方選での全員当選、参院選での比例7人当選、吉良議員の当選へ、全力を尽くす」と語りました。
 小池晃書記局長(参院議員)は、「吉良さんの論戦は心からの怒りがこもっている。それが、現実政治を動かす力になってきた」として、「比例で日本共産党を躍進させ、東京選挙区では吉良さんの宝の議席を必ず守りぬかせてほしい」と呼びかけました。
 田村智子副委員長ら日本共産党の国会議員、候補者、統一地方選をたたかう地方議員、候補者が参加し、紹介されました。

国民の大きな希望 弁護士 角田由紀子さん

 私が吉良さんを初めて知ったのは、6年前の参院選の時でした。たまたま、神保町の交差点を渡っていた時、とても元気な若い女性の声が耳に入りました。
 当選後、吉良さんの経歴を読んで、今はこういう若い女性が議員になる時代になったのだと、新しい時代の幕開けのような思いでした。
 先日、吉良さんのお話を聞く機会があり、一番、感じたのはこの6年間の成長ぶりです。
 共産党の国会活動は議員を育てるのだと強く感じました。吉良さんの国会質問を見ながら、よく勉強されていると、いつも感じ入ります。
 日本共産党には吉良さんをはじめ、若い女性の議員、候補者が多くいます。これは、国民の大きな希望です。心から、応援しています。

学術研究を守って 昭和女子大教授 菊池誠一さん

 吉良さんは、18年6月に国会で科学研究費補助金の問題で質問をしてくれました。自民党の一部の国会議員などが、「反日学者に科研費を出すのはけしからん」とキャンペーンをしています。まさに、政治による介入でしかありません。
 吉良さんは、そのことをしっかり質問して、文科相の「科研費は学術的価値を厳正に評価し、それ以外の要素に影響されることはない」という答弁を引き出してくれました。われわれ研究者にとって非常にありがたいことです。
 大学はいま、交付金、研究費の減少など、大変な危機です。吉良さんには、学術研究を守るため、がんばっていただきたいと願っています。

タイトルとURLをコピーしました