告示まで1カ月半となった東京都の北区議選(定数40、4月14日告示・21日投票)で日本共産党現有9議席を必ず確保し、参院選で躍進しようと東京・北地区委員会は2日、小池晃書記局長を迎え、演説会を開きました。
満席となった会場で、柴田武男・聖学院大学講師が激励し、池内さおり前衆院議員が区議選勝利と参院選躍進へ全力を尽くすと表明。9人の区議予定候補がそれぞれ勝利への決意を述べると、大きな声援が送られました。
参院東京選挙区で必勝を期す吉良よし子参院議員は、この6年間、過労死問題やローン型奨学金問題、ブラック企業、ブラック校則問題など、苦しむ人の声を国会に届け安倍首相と対決してきたことに触れ、「人権感覚のない安倍政権を今度の選挙で終わらせ、痛みに寄り添い解決策を示す新しい政治を一緒につくりましょう」と呼びかけました。
小池議員は、賃金統計不正をはじめ行政によるねつ造や隠ぺいの連続は安倍政権のモラル大崩壊にあると強調。
ウソとごまかしで消費税増税や社会保障の削減に突き進む安倍政治を変え、安心できる医療・介護にすることこそ喫緊の課題だと指摘しました。
高すぎる国保料の引き下げに向け、1兆円の公費を投入すれば、北区でも平均的な収入の4人家族で、国保料が年間42万6千円から22万2千円にでき、くらしが大きく変わると提案し、「市民と野党の共闘の勝利、共産党の躍進で『サヨナラ悪夢の安倍政治』の結果をだそう」と訴えました。
北区政について小池議員は、
(1)国保料をはじめとする大幅な保険料の値上げ
(2)児童館や小学校など区民に必要な施設の削減
(3)2千人以上の住民に立ち退きを迫る十条駅周辺の再開発などの住民不在の町壊し
の三つの問題点を告発。
この区政に正面から対決し、住民の立場で奮闘してきた党区議団が、区立直営の認可保育園4園の整備や就学援助入学準備金の前倒しと増額などの成果をあげてきたことを紹介し、「区民の願い実現の力をさらに大きくし、安倍政権退場の区民の意思を示すためにも、党区議候補全員を必ず勝たせ、参院選での党躍進を勝ち取らせてください」と訴えると、会場が大きな拍手に包まれました。