告示まで約1カ月と迫った東京都の墨田区議選(定数32、4月14日告示、同21日投票)と参院選での日本共産党躍進へ向け、党墨田地区委員会は8日、小池晃書記局長を迎え、演説会を開きました。
20年ぶりに1議席増の6議席の確保に向け、区議予定候補がそれぞれ決意を表明し、参院東京選挙区で勝利をめざす吉良よし子参院議員が「誰もが輝いて生きていける社会の実現へ、区議選と参院選勝利の先頭に立つ」と気迫を込めました。
明治学院大学元教授の涌井秀行さんが激励に駆け付けるなど、会場は両選挙での勝利へ向け、熱気に包まれました。
小池書記局長は、消費税増税の根拠が崩れ、沖縄の新基地建設でも行き詰まるなど破綻に陥っている安倍政権を倒すには、野党の本気の共闘にかかっていると強調。
本気の共闘を進める上でも、共産党が伸びてこそ安倍自民党を追い詰めることができると述べ、「共産党の風を吹かせほしい」と訴えました。
小池書記局長は、墨田区政について、東京23区で2番目に高い介護保険料に大幅値上げしたことや国保料の4年連続の値上げなど区民の暮らしに大打撃を与えている他、かつては党議員団の奮闘ですぐれた中小企業支援の区政だったのが、この間の商工費の減額や中小企業センター廃止などで、ものづくりに冷たい区政になっていると指摘。これを支え、推進しているのが自民・公明だと告発しました。
こうした区政を変えるためには「国政でも墨田区政でも自民・公明の悪政ときっぱり対決し、区民の要求実現を進める共産党の議席が増えることが決定的」と訴えた小池書記局長。
党区議団が、子どもの多い家庭や一人親家庭の保育料の負担軽減を実現し、国保料滞納による差し押さえに強く反対し減らさせたこと、10年間で2500人分の認可保育園の増設実現、就学援助の入学準備金の前倒し支給など、区民の負担軽減へ奮闘してきたことを紹介。
「区民にとって宝の党の議席を何としても6議席へ増やし、続く7月の参院選で吉良さんを再び国会へ送り、比例7議席実現で党躍進を」と訴えると、会場は万雷の拍手で応えました。
(2019年3月9日付「しんぶん赤旗」より)