【都議会総務委】外郭団体虚偽報告問題 とくとめ都議が追及

日本共産党の、とくとめ道信東京都議は8日の都議会総務委員会で、都営水道の施設管理業務を受託している都の外郭団体「東京水道サービス」社が、巡回業務を怠っていたり、給水管の撤去工事で工事完了写真を改ざんしたりするなどの行為を重ねていた問題を追及し、原因究明と再発防止を求めました。

同社は都水道局が51%を出資し、社長など役員・幹部の多くを都OBや水道局派遣幹部が占めています。

とくとめ道信

質問する、とくとめ道信都議=8日、都議会総務委(「しんぶん赤旗」提供)

都総務局が2月に行った同社への特別監察では緊急資材置き場の巡回点検を2012~2018年の間に137回行っていなかったことや、2015年に行った給水管の撤去工事が完了していない写真データを偽造して完了したと報告していたことが発覚。

同社幹部と土木会社との飲食や、工事の設計変更に関する決定前情報を受託業者側に漏えいしたことなども指摘されました。

とくとめ都議が「特別監察の指摘をどう受け止め县体化するのか」とただしたのに対し、水道局の金子弘文職員部長は、法曹関係者らでつくる第三者委員会を4月に設置し提言を受けると答えました。

とくとめ都議は、都職員OBも不適切行為に関わっており、課長職の9割を都派遣職員と都OBが占めるなど「都職員厚遇と受け取られることも関係あるのではないか」と述べ、改善を求めました。

水道局の石井英男担当部長は「飲食を伴う会合はやめる」と答えました。

(2019年3月9日付「しんぶん赤旗」より)

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