東京都江東区議選(定数44)に、日本共産党の西部(にしべ)ただし候補(27)=新=が挑み、そえや良夫区議団長からのバトンタッチを目指します。
江東区議団は現有7議席から、新人3人を擁立し、8議席への躍進を目指します。
西部予定候補は、朝の駅頭立ちや商店街での宣伝活動とともに、区民要求の実現や青年との懇談など日々奮闘しています。
子どもの頃、両親が共に病気に遭い、経済的に苦しい家庭だった西部氏。大学に進学するも、3年生の途中で学費が払えなくなり、泣く泣く退学しました。
東日本大震災の翌年に震災ボランティアに参加し、被災地で奮闘する共産党員の姿に感動して入党しました。
その後は、家計を助けるために2年間運送業でバイト。
繁忙期には朝8時から夜10時、11時まで働き詰めで週6日勤務(月300時間)という過労死レベルの労働で、心身ともに追い込まれていきました。
運送業を辞め、警備会社に就職。職場の仲間と社会について学びました。
自己責任にしていた自らの生い立ちも、学ぶほどに社会や政治にも原因があると気付きました。
「生まれ育った江東区を、誰もが安心して暮らせる街にしたい」と心境も変化しました。
街頭宣伝では、「暮らしと福祉を優先した社会」や「8時間働けば暮らせる社会」の実現を力強く訴えています。
今年2月には第1子が生まれました。子育て政策の充実は自身の強い願いでもあります。
「困っている人を助けたい」。その思いは誰よりも強い。
訪問活動した女性から、「公園内の喫煙所を何とかしてほしい。近くには保育園がある」と、要望を聞きすぐ区に問い合わせました。
後日、喫煙所に壁を設置すると区から回答を得たと女性に伝えると感謝されました。
保育園で働く男性(39)は、「保育士の処遇改善や、増配置で保育の質を確保してほしいです」と西部予定候補への期待を語ります。
この間、同区では他党も例年にない活発な動きを展開しています。
先行していたポスター張りも、同じ場所に各党が並ぶようになりました。
中には、日本共産党のポスターの真上から他党ポスターが重ねて張られる妨害行為も発生しています。
西部予定候補は訴えます。「悪政を進める国いいなりの区政を変えていきたい。みんなにやさしい社会を江東区でつくって、住んで良かったと思える街にしたい。西部ただしを区議に押し上げてください」
(2019年3月12日付「しんぶん赤旗」より)