東京都杉並区で日本共産党の予定候補者全員の当選をめざし、小池晃書記局長は24日、杉並区・荻窪駅前で支援を訴えました。
小池書記局長は、内閣府の景気動向指数、政府の月例経済報告が連続して景気判断を下方修正したことに触れ、「景気が後退している時に消費税増税など愚の骨頂だ」と批判。消費税増税に加えて、国保料の大幅・連続値上げの危険が迫っていることを告発し、「安倍政権は『社会保障のため』と消費税を増税し、今でも高すぎる国保を大幅値上げする。江戸時代の悪代官でもこんなひどいことはやらない」と痛烈に批判しました。
そして、共産党が提案しているように、国保財政に公費1兆円を投入すれば、平均的な収入の4人家族で42.6万円から22.2万円に値下げできると語り、「共産党の躍進で、消費税増税も国保値上げもストップし、国保料の大幅値下げを」と訴えました。
前回区議選での6議席から7議席への前進に向けて、上保まさたけ、富田たく、金子けんたろう、山田耕平、くすやま美紀の各区議、野垣あきこ、酒井まさえ両予定候補が決意を表明しました。
杉並区政について小池書記局長は、すべての児童館と、高齢者の憩いの場である「ゆうゆう館」の廃止が計画されている上、使用料も極めて高いと告発。
「区施設の廃止計画、区民への負担増の区長提案に賛成しているのが、共産党以外のオール与党だ」と語りました。
区の基金は毎年89億円増加して総額523億円に達し、このうち区が独自に使える財政調整基金だけでも366億円あるとして、「区民のくらしのために使うのが当然だ」と語りました。
党区議団が区民の立場で区政を動かし、2012年に認可保育所の大幅拡充を迫るもとで世論と運動が広がり、急速に認可保育所の設置が進んだとして、「認可保育所で待機児解消という流れをつくったのが共産党区議団だ。全員当選で新しい政治を」と呼びかけました。
(3月25日付「しんぶん赤旗」より)