日本共産党の星見てい子都議は3月18日の都議会文教委員会で、現在遺族以外には非公開となっている東京空襲犠牲者名簿を公開するよう求めました。
1945年3月10日の東京大空襲で10万人以上が死亡したのをはじめ、たび重なる空襲で多数の人が犠牲になりました。都は現在、犠牲者名簿を8万1,147人分収集していますが、全貌は今もわかっていません。
星見都議は、犠牲者名簿への新たな登録がかつては年間約200人いたものの、2018年度の登載者数が89人と減り続けていると指摘。
名簿が遺族を除き非公開となっていることに触れ、「犠牲者遺族が高齢化している中、遺族以外でも知人など当時の情報を持つ人に閲覧を認め、さらなる登載を進めるべきだ」と述べました。
都生活文化局は「知人でも該当部分の閲覧を認めるとともに、名簿登載を申し出ることができる」と答えました。
(2019年4月2日付「しんぶん赤旗」より)