日本共産党の田村智子副委員長は9日、東京都大田区の街頭演説で、区議選(14日告示・21日投票)での共産党予定候補9氏の当選と、区長選(同日程)での市民と野党の共同候補・神田順氏の勝利を呼びかけました。
田村副委員長は、消費税増税など国政問題に触れながら「安倍政権をかばうだけの自民・公明の議席をこのままにしていいのか。立場の違いを超え、今の政治はおかしいとの思いを共産党に託してください」と訴えました。区議予定候補の大竹辰治、黒沼良光、すがや郁恵、福井りょうじ、清水菊美、あらお大介=いずれも現=、佐藤伸=元=、杉山こういち、渡辺つよし=ともに新=の各氏が決意表明しました。
大竹区議団長は、羽田空港にアクセスする新空港線計画が区内をほとんど素通りするにもかかわらず58億円の積み立てをしていることを批判。
「共産党の全員当選で区民の暮らしのために使わせよう」と呼びかけました。
神田区長予定候補は「自治体の役割は、国が福祉を後退させたら補うこと」と話し、大型プロジェクト優先の現区政を暮らし、福祉優先に切り替えたいと強調しました。
演説を聞いた女性(75)は「共産党以外の自公らの海外視察は税金の無駄遣いで許せない」と語りました。
(2019年4月11日付「しんぶん赤旗」より)