日本共産党の池内さおり衆院東京12区予定候補(比例重複)と市民連合(安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合)呼びかけ人の山口二郎法政大教授のトークセッション「安倍政治にサヨナラを!市民&野党ホンキで変える」が11日、東京都北区内で行われました。
主催は、党の北、足立、豊島、板橋の各地区委員会と池内さおり事務所です。
山口氏は米国とイランの緊張が高まる中、「安保法制の廃止は急務だ」として安倍9条改憲の阻止を訴え。参院選に向け、市民と野党の政治と安倍政治の対立構図は「国のために人がいるのか、人のために国があるのかだ。人の権利を守るために国があるという観点から、人権を打ち出していく」と強調しました。
日本共産党について、2017年総選挙など「共産党なしに野党協力はあり得なかった。小異を残しながら大同につき、日本政治の一番の矛盾に立ち向かったたたかいには敬意と感謝しかない」と述べると大きな拍手が起きました。
池内氏は、日本軍「慰安婦」だった韓国のハルモニ(おばあさん)らから深刻な人権侵害の被害を聞いてきたと述べ、「民族、女性の差別と、究極の暴力の戦争とが交差しているのが慰安婦問題だ。差別と暴力を許さないことが私の根幹にある」と強調。
衆院議員として110年ぶりの刑法の性犯罪規定の改定にとりくんだ自身の経験を語りました。
山口氏は安倍首相はじめ改憲勢力が「権利がなかった戦前の女性像を現代に押し付けようとしている」と批判。
「池内さんには次の選挙でぜひ国会に戻ってほしい」とエールを送ると、池内氏は「12区で勝ち抜き、必ず風穴をあける」と表明し、応えました。
新社会党の福田光一北区議、市民らが池内氏への応援メッセージを述べました。
(2019年5月13日付「しんぶん赤旗」より)