東京都豊島区の池袋駅前で12日、安倍政権による憲法改悪に反対する市民有志と野党議員、弁護士らがリレートークを行いました。
日本共産党の山添拓参院議員、米倉春奈都議や立憲民主党の真山勇一、社民党の福島瑞穂両参院議員が発言し、市民と野党の“本気の共闘”を発展させる決意を示しました。
山添議員が「安倍政権は自衛隊の活動範囲を広げ、歯止めのない軍拡に突き進んでいます。武力によって平和はつくれません。参院選で安倍政権に審判を下し、『9条守れ』の声を形にしよう」と訴えると、通行人の男性が拍手を送りました。
6人の弁護士が駆けつけ、安倍政権のもとでの改憲の危険性を指摘しました。
元衆院議員で元法相の平岡秀夫弁護士は「安倍首相は、憲法に自衛隊を明記するだけで『何も変わらない』と言うが、海外で集団的自衛権を行使する狙いがある。ウソとごまかしの改憲を絶対に許してはならない」と強調。白神優理子弁護士は「国民の多数が望んでもいない改憲を押し進める民主主義破壊の政治を終わりにしよう」と呼びかけました。
リレートークに続き、参加者全員で「9条いいね」「平和がいいね」とコールしました。
立ち止まって発言を聞いていた女性(46)=江戸川区=は「自民党の改憲草案を読んで、緊急事態条項などに危機感を持ちました。人が人として自由に生きられる国であってほしい」と語りました。
(2019年5月13日付「しんぶん赤旗」より)