日本共産党東京都議団は都庁で20日、保育園児等の園外活動の安全対策に関する緊急申し入れを小池百合子知事、中井敬三教育長、三浦正充警視総監あてに行 いました。
都福祉保健局担当者が申し入れ書を受け取りました。申し入れは今月8日に滋賀県大津市で起きた事故など、全国各地で児童らが犠牲になる交通事故が起きていることを受けたもの。
藤田りょうこ都議が申し入れ書について説明。
園庭のある認可保育園等も含め、園外での遊びは子どもの発達に重要な活動であることから、園外での安全確保は極めて重要だと強調しました。
申し入れ書は、東京都は多様な保育施設等がさまざまな場所に設置され、交通量が非常に多い地域だと指摘。
子どもたちが安全に園外活動をするためにはあらゆる対策が必要だとして、
▽就学前の子どもが通う施設から危険な場所を出してもらい、道路管理者や警視庁との合同点検を、国や区市町村と連携して行う
▽ガードレールなどの設置、歩道の確保、交通規制ゾーンの指定などを国や区市町村と協力して進める
▽安全確保に必要な保育職員の増配置を行う
ことなどを求めました。
都担当者は、園外活動の重要性を認め、「国や区市町村、関係各局と引き続き連携しながら安全対策を進めていきたい」と述べました。
(2018年5月22日付「しんぶん赤旗」より)