大接戦のまま最終盤に突入した東京都足立区長選・区議選(26日投票)の必勝へ、日本共産党の小池晃書記局長は23日、区内の街頭3カ所を駆けめぐり、西の原えみ子、はたの昭彦=以上前=、こだま紀子、きたがわ秀和=以上新=の各候補とともに訴えました。
小池書記局長は、「共産党の躍進で、消費税増税ストップ、くらしに希望を。国保料も介護保険料も連続値上げの区政をチェンジしよう」と述べ、大島よしえ区長候補=無所属新、日本共産党推薦=の勝利と、8人の区議候補全員当選で1議席増を実現しようと呼びかけました。定数45を57人が争う区議選は、各党が参院選の前哨戦と位置づける大激戦。
こだま候補は「女性の声を区政に届ける」、西の原候補は「一人ひとりが大切にされる区政を」、はたの候補は「負担増押しつけを許さない」、きたがわ候補は「福祉・教育充実のあたたかい区政に」とそれぞれ力強く訴えました。
小池書記局長は、景気が悪化する中で消費税増税は言語道断と強調。
前日発表した共産党の「消費税増税の中止 くらしに希望を―三つの提案」を紹介し、「共産党勝利で実現しよう」と呼びかけました。
さらに小池書記局長は、19年連続値上げされている足立区の国保料について、公費を1兆円投入すれば、平均的収入の4人家族の国保料が年間43万円から22万円へ引き下げられると指摘し、「暮らしを支える社会保障を政治の責任で実現しよう」と訴え。
「安倍政治を終わらせ、憲法9条を守り、差別と分断を許さない希望ある社会をつくろう」と語りました。
小池書記局長は、区議会で国保料や介護保険料の値上げに反対してきたのは共産党だけだったと述べ、自民党が認可保育所建設に背を向ける中で、ねばり強く要求し、この4年で42園増設したこと、乳がん・子宮頸がん検診の無料化を要求して値下げさせたことなどを紹介し、「国政でも区政でも、一貫して区民の立場でモノを言い、住民の願いを実現してきた共産党を伸ばして区政を変えよう」と訴えました。
また小池書記局長は、公明党が“共産党は予算に反対したから実績がない”などと攻撃していることに対し、「区民に負担増を押し付ける予算に反対するのは当然だ。それを言うなら、区民に負担を押し付けたことが公明党の実績だということになる」と指摘しました。
小池書記局長は、区の1,601億円ものため込み金をくらしに使って、国保料も介護保険料も値上げをやめさせ、大幅値下げを実現し、介護サービスも拡充させようと訴え、「希望が持てる政治を一緒につくるため、どうか周りにも支持を広げてください」と力を込めました。
(2018年5月24日付「しんぶん赤旗」より)