「痛みによりそい、声をとどける」―。
日本共産党の吉良よし子参院議員(東京選挙区候補、改選数6)の訴えと活動に共感の輪が広がっています。
吉良議員の新しいビラは「安倍さん(首相)はおかしいことばかりしているのに、絶大な権力があるように思えて、すごく暗い気持ちになる。このビラを読むまで共産党のことをよく知らなかったけど、いいこと言っていると思った」「吉良さんが国会で前向きに頑張っていることが分かり、6年前投票してよかったと思った。今回も応援する」と好評です。長時間労働やパワハラ・セクハラに苦しむ労働者、過労(自)死で大切な家族を失った遺族をはじめ、労働者と家族の痛みに寄り添い、その声を国会に届けてきた吉良議員。
街頭演説で「あきらめないで声を上げれば、必ず政治は変えられます。それは、市民に寄り添い声を届ける共産党の議員としての実感です」と訴えます。
16日の参院厚生労働委員会では、就職活動中の学生に対するセクハラの実態について、就活生の半数がセクハラ被害にあった実態調査結果を示し、「就活で行われたセクハラによって、その一人の学生の未来が奪われている深刻な事態だ」と告発しました。
女性活躍推進法改定案で就活生をセクハラ被害の救済対象に加えるよう迫った吉良議員に、根本匠厚労相は、法律で救済対象とすることを拒み続けました。
「セクハラ被害を受けた場合、訴え出る場が司法解決しかない。立場も弱い学生は訴えることができない。安心して相談できる、独立した救済機関が必要だ」と追及する吉良氏の気迫に、委員会室は静まり返りました。
今では当たり前となった労働基準法違反の企業名公表も、きっかけは2015年2月の決算委員会で、安倍首相と対じした吉良氏の追及です。
「皆さんの世論と共産党の追及が、政治を動かしています」と吉良議員は語ります。
ブラック企業の追及にとどまらず、東京選出議員として、東京外環道の地下トンネル建設や、住宅街・商店街を分断する幹線道路「特定整備路線」、羽田空港の新ルート計画、スーパー堤防建設、米軍特殊作戦機CV22オスプレイの横田基地配備などの問題で、住民の声を聞き、国会に届けてきました。
20日の決算委員会では、オスプレイが昨年4月に飛来して以降(正式配備は昨年10月)のひどい訓練の実態を告発。
機銃の銃口を下に向けて住宅上空を飛行する訓練について「住民からは『私たちが狙われているよう』だと不安の声が上がっている。訓練の実態について米軍に詳細を聞き、把握し、報告を求めるべきだ」と迫りました。
ネット中継で質問を聞いた「横田基地の撤去を求める西多摩の会」の代表は「オスプレイが住宅地の上空で、銃口を下に向けて飛んでいる実態を厳しく追及して、横田空域についても『日本が一元的に管制することが望ましい』との答弁を引き出した。基地の危険を追及できる共産党の吉良さんの議席に期待します」と話しています。
(2018年5月26日付「しんぶん赤旗」より)